米インターネット検索最大手グーグルが、「グーグル・オファーズ（Google Offers）」という、クーポン共同購入サイトの立ち上げを計画していることがわかった。昨年末に業界最大手グルーポンの買収提案がまとまらなかったことは大きな話題に。今度は、新規参入として注目を浴びることになりそうだ。
米ＩＴニュースサイトのMashableによると、グーグルに問い合わせたところ、詳細については回答を得られなかったものの、ほぼ存在を認めているのだという。仕組みは、グルーポンなどのクーポン共同購入サイトと同じだと見られる。
グーグルはグルーポンに60億ドルという巨額の買収額を提示したと言われるが、グルーポンが新規株式公開（ＩＰＯ）を目指すことになり破談になっている。
グルーポンの特性は、消費者自身がクーポンを使うことができる行動範囲でのサービスが中心となるローカルマーケティングに強みを発揮すると言われる。グーグルにとっては、今後、ローカル市場においてのインターネット広告の成長性に興味を持っているという。
買収には失敗したものの、競合として市場参入することで、市場がさらに活性化していくことに一役買いそうだ。
グーグルオファーズ（Mashableより）
