南ア金持ちの寿司の女体盛りで大論争


ケニー・クネーネ氏
 南アフリカの実業家、ケニー・クネーネ氏(40 Kenny Kunene)がこのたび自身の誕生日パーティーを、ケープタウンで開催し、寿司を女体盛りして食べている写真が、各紙に掲載され、波紋を呼んでいる。

 英BBCによると、クネーネ氏は先週開かれた誕生パーティーで約800万円を使い、寿司の女体盛りなどを行っていたという。しかも、これが初めてではなく、何度か同様の趣旨のパーティーを開催しているのだそうだ。

 中には「SUSHI KING」という見出しをつけたメディアもある。

 投稿動画や写真などから確認すると、白いマセラティのボディに白人の女性を寝かせて、体の上に寿司を乗せて、それを手でつまんだり、直接口を持って行ったりしている。

 では、クネーネ氏とは何者なのか。ナイトクラブなどの娯楽産業や、鉱山業で財を成した。1997年に詐欺罪で投獄されたこともあるのだという。

 南アの各メディアでは、貧困層を無視した富のひけらかし、という論調が出ている。

 ただ、クネーネ氏も、黒人が高級スポーツカーに乗ったり、パーティーをすることがいけないのか、と反論もしているそうだ。

 こうした黒人の新興富裕層は、与党アフリカ民族会議(ANC)などの政党と密接な関係を持っていることが多い、とも指摘される。1994年にアパルトヘイトが廃止となったが、今となっても南アには、こうした問題が残されているようだ。

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