「山ガール」「写ガール」、今年は「釣りガール」

 「○○ガール」「○○女」というのは、元々存在したと思われるが、世間に認知されたことで堂々と公に顔を出し始めた。「山ガール(登山)」「写ガール(写真)」「ランガール(ランニング)」「歴女(歴史)」「仏女(仏像)」然りだ。そして今年は、「釣りガール」がブームになるという。

 ブームの火付け役は、「mixi」に代表されるSNSやブログ、twitterなど 。彼女たちがこれらの媒体を通じで発信する情報をメディアが取り上げ、さらにブームが広がる現象が起きた。

 その市場規模は無視できない。住友商事総合研究所・経済調査部の舘美公子氏によれば、2009年度に流行語となった歴女(推計14万人)については、書籍、関連グッズ、観光地ツアーに消費する単価が大きく、700億円近い市場規模が見込まれている。

 今後も、多様化する女性のニッチな趣味・ライフスタイルに着目し、有望な市場に繋げる動きは続きそう。日経トレンディの予測によれば、2011年度のブームは「釣りガール」。女性の心を掴む商品・サービスや経験の場を、企業などがいかに提供できるかが注目される。

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