就職人気ランキング1位は味の素、食品が躍進

 マイコミは9日、2012年卒業予定者を対象にした「大学生就職企業人気ランキング」を発表し、文系1位は4年連続でJTB、理系1位は味の素にそれぞれなった。

 このランキングは2012年3月卒業見込みの全国の大学3年生と大学院1年生を対象に調査(有効回答約2万2400人)。

 文系総合で1位「JTBグループ」10年間で9度目のトップ。また今回は、文系男子・文系女子ともにトップになり文系全ランキングで首位を独占、幅広い層に支持される結果となった。

 選社理由では「やりたい仕事ができそう」がもっとも多く、地域別・事業別にグループ各社が募集を行っていることと、合同会社説明会やJTBグループ会社説明会などを通じ積極的に学生と直接接触し対話をする機会を設けていることがこの選社理由に繋がっているようだ。

 理系総合では、食品の躍進が際立つ結果となった。「味の素」が1978 年の調査開始以来初の1位(前年5位)に。また3位「カゴメ」(前年10位)、6位の「明治製菓」(前年22 位)をはじめトップ100に23社が食品でランクインされた。

 
 昨年創業100周年を迎えた味の素は、食品だけにとどまらず、医薬・健康分野、アミノサイエンス分野と事業の幅を広く持ち、世界22カ国・地域に拠点を置き、グローバル展開をしていることで、活躍フィールドの広さをイメージしやすく、選社理由の「業界上位である」「安定している」「やりたい仕事ができそう」と、理系学生にプラスに作用したことが考えられる。



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