「コツコツ貯金」が最低「お金が欲しい」は最高

 博報堂生活総合研究所の調査によると、「毎月決まった額の貯金をしている」が過去最低の29.9%となる一方、「能力」「健康」「時間」よりも「お金」が欲しい人が56.8%と過去最高を更新した。その差は開く一方で、26.9ポイントにまで拡大した。

 同研究所の「定点調査」によると、「毎月決まった額の貯金をしている」人が過去最低の29.9%となった。バブル崩壊直後の1992年(59.9%)と比較すると、30.0ポイントの減少。厳しくなった経済状況の影響のためか、“コツコツ貯金”派は年々減少し、ついに3割を切った。

 一方、「能力」「健康」「時間」など18 項目の中から欲しいものを3つまで選ぶ質問で、「お金」は2002 年からずっと1 位でスコアも増加傾向。2010 年には過去最高の56.8%を記録した。

 2002 年以降、“コツコツ貯金”派と“お金が欲しい”派は反比例するような動きを見せながら、その差は2010 年時点で26.9 ポイントにまで拡大した。

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