富裕層のスーパー「成城石井」、三菱へ譲渡か

 高級スーパー「成城石井」が、三菱商事などが出資の投資ファンド「丸の内キャピタル」に譲渡される方向で最終調整に入ったと、28日一部で報道された。親会社のレックス・ホールディングスは「現時点において決定した事実はございません」と発表した。

 一部報道によると、レックスは2009年にも売却を検討していたものの、交渉は決裂したという。そして、昨年秋から再度、売却を目指して入札を行っていたという。売却額は400億円をされている。

 レックスは「当社が事業会社である株式会社成城石井を丸の内キャピタル株式会社に売却する方向で最終調整に入った旨の報道がなされましたが、当社から正式に発表されたものではなく、現時点において決定した事実はございません」とした。

 成城石井は2004年からレックス傘下入りし、現在は東京都内を中心に大阪市などにも展開いている。東京・世田谷区の成城学園前からスタートし高級スーパーとして知名度を得たが、レックス傘下入りしてからは、好立地のターミナルの駅ビルに出店するなどしている。

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