GSブランクファインCEOが今年で退任の可能性

 米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)のロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)が今年いっぱいで辞任する可能性がある、と先日NYタイムズが伝え、ウォール街には早くも後継候補の名前が浮上するなど動揺が広がっている。

 2007~08年のサブプライムショックから始まったリーマンブラザーズ破たんなど史上最大の苦境を乗り越えて業績を回復させたと高い評価をされているブランクファイン氏。NYタイムズには、心身ともに疲れ果てたとの見方が伝えられている。

 06年にCEOに就任し、すでに今年が6年目。時期的にも、そろそろかと思わせる。そして、後継候補に名前が挙がっているのが、国際業務を担当するマイケル・シャーウッド副会長、ブランクファイン氏の補佐役で、ヘンリー・ポールソン氏にも直属に仕えたゲーリー・コーン社長兼最高執行責任者(COO)らが有力視されているそうだ。

 ブランクファイン氏は、銀行規制に関する政府との交渉が夏から始まるが、それが終わり次第、引退し、後進に道を譲るとも言われる。


ロイド・ブランクファインCEO

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