札束を名器ストラディバリウスのケースに隠す美人ソリスト

 「札束をストラディバリウスのケースに入れて運ぶ」「書斎の柱が隠し金庫になっている」「スイス銀行に隠した預金は億単位」。

 これは、東京国税局から5年間で7000万円の所得隠しを指摘された世界的バイオリニスト諏訪内晶子さん(39)について、週刊新潮が事情をよく知る人物の証言として報道しているものだ。

 諏訪内さんはチャイコフスキー国際コンクールで、史上最年少の18歳でバイオリン部門で1位となった天才美人バイオリニスト。現在はパリ在住で、1年の半分以上は海外だが、税務申告はあえて日本国内で行っている。

 銀行振り込みでもらわずに足が付かないように必ずキャッシュで受け取り、書斎の隠し金庫に入金。一定額に達すると、仏から銀行のあるスイスに電車で入金しにいくのだという。なぜ飛行機ではなく電車かと言えば、手荷物検査で現金が見つかる可能性があるからだという。

 またパリに購入したアパルトマンもスタジオと称していたが実際はただの住居。減価償却していたそうで、諏訪内さんは「日本の税務署はわざわざ海外の不動産まで調べに来ないから、絶対にバレない」と豪語していたのだという。

 急に大金を手にして税金を払いたくなくなるタイプの人のよくあることだが、まず、周辺で経験のある人物に相談し知恵を授かった可能性も考えられる。

 だが、残念なのは諏訪内さんが、今の日本の税務当局の動きや、国際情勢を理解していなかったということだ。今はスイスのことも情報は日本の国税庁には届くという。

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