在阪球団から「栄養費」もらっていた、球児が暴露

 高校野球の強豪校Tの選手が、在阪球団からサプリメントをもらっていた、ということを自身のブログで告白している。かつて問題となり球界を揺るがした「栄養費」。現在はスカウトとアマ選手との接触は厳しく制限されており、本当ならまた問題となりそうだ。

 某選手は在阪球団からからサプリをもらい、それはフィギュアスケートの浅田真央選手が使っているサプリと同じものだと記述している。「●●」は親切だ、とする感想も書いていた。

 この選手は今秋のドラフト候補選手としてプロから注目されていた。

 逆指名制度が始まった93年から、スカウトの激しい接待合戦が起きて、「栄養費」と呼ばれる裏金が選手に渡っていたことが明らかになっている。

 いかなる金品も渡すことは禁止されており、また、接触に関しても相当に厳しく制限されている。野球協約には罰則が定められ、指名権が一部なくなることや罰金などの制裁が課されることになる。

 過去には阪神が久万俊二郎オーナー(元阪神電鉄会長)が、2004年にこの問題でオーナー職を辞任したことがあり、また、巨人の渡辺恒雄、横浜の砂原幸雄も合わせて3オーナーが辞任に追い込まれている。

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