資産約2倍、三一重工の梁穏根氏が中国富豪トップに

 胡潤(フージワーフ)研究院は、2011年中国富豪ランキングを発表し、一位は建設機械大手・三一重工の梁穏根氏(りょう おんね)氏で、資産総額は594.5億元(約720億円)だった。

 2位は検索サイト運営会社・百度の李彦宏(ロビン・リー)氏、3位は東方希望(飼料、電解アルミニウムなど)の劉永行(りゅう えいこう)氏がそれぞれ続いた。昨年トップだった飲料メーカー・ワハハ集団の宗慶後(そう けいご)氏は、順位を大きく下げて5位だった。

 今回トップの梁氏は、湖南省婁底市漣源市の農家出身の56歳。昨年よりも資産が89%増加し、ランクを3位上げてトップに躍り出た。彼が率いる三一集団は、この他にも3人の高官が億万長者入りし、3人が上位400位内にランクインするなど、一番多くの富豪を輩出した企業となった。

 今年のランキングでは、資産が10億ドルを超える富豪は、146人に達し、昨年に比べて18人増加した。不動産の調整政策が続く中でも、依然として不動産関係の富豪は多く、上位10名のうち4名が不動産に携わる業界だった。ちなみに、女性のトップも不動産会社経営の呉亜軍(ご あぐん)氏だった。

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