半年で1兆円無くしても余裕の世界一の大富豪

 メキシコの通信王カルロス・スリム氏自身の通信会社の株価が下落し、110億ドル(約8453億円)資産が減ったが、まだ世界一の大富豪の座は維持している。

 海外の大富豪は株式などの資産が多いために、市場環境が悪い時には資産は大きく減少する。カルロス・スリム氏は、米経済誌フォーブスが3月に発表した長者番付では今年も1位だった。その際は資産総額は740億ドル(約5兆7000億円)だった。

 しかし、10月中旬には、633億ドル(約4兆8700億円)にまで下がった。1兆円近くの資産が、今年後半からのマーケット環境で失われたことになる。

 フォーブスは、アメリカ・モバイル株がADRで17%以上も下落したことが大きな要因だとしている。番付で2位だったビル・ゲイツ氏は10月時点で600億ドルであり、その差が詰まったことになる。


カルロス・スリム氏

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