大王製紙が6月役員人事で幕引き狙ったか?

 大王製紙の井川意高(もとたか)元会長による100億円を超す巨額借り入れ問題で、本社役員17人中11人が今年6月の株主総会で、退任または降格していたことが27日わかった。表ざたになる前に、内々の人事処分で済ませようとした可能性も考えられる。

 同社は、株主総会前の5月13日に取締役会の決議を受けた「役員の移動および執行役員の選任に関するお知らせ」とする人事案を発表。その異動の理由を「経営環境の変化に対応し業績の向上を図るため」としている。

 ただし、井川元会長の父・高雄氏は、毎日新聞の取材に3月時点で自身も本社役員も知っていた旨を語っている。

 社長だった井川氏が会長に就任。子会社担当の常務だった井川氏の実弟も取締役(特命担当)に降格している。

 井川氏の借金は子会社からのものが多く、偶然なのか弟は子会社を統括する役職だった。そして、この件を調査する特命を受けているということなのか?

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