ミス・ワールドに尼僧を目指した美女が戴冠

 ミス・ワールドの決勝大会が6日ロンドンで行われ、ベネズエラ代表のサルコス・コリメナレスさん(22)が栄冠を勝ち取った。サルコスさんは尼僧を目指して5年間修道院で学んだ異色の経歴を持つ今までになかったタイプ。モデルが出場することが多いミス王国ベネズエラだが、これで史上最多の6度目の戴冠となり、人材の豊富さを思い知らされる。

 両手で顔を抑えて喜びを表現したサルコスさん。ファイナルの審査の結果が発表された瞬間に泣き崩れた。自身が孤児でもあるバックグラウンドから、人々のために役に立ちたいと思い、修道院で学んできた。

 「今後、わたしが今後の活動を続けていく上で、この賞にはとても大きな意味があります」と涙ながらに語った。この時、サルコスさんが流した涙が何よりも美しいものであっただろう。

 現在は放送局に勤務しているが、将来は恵まれない境遇にある子どもに携わる仕事をしていきたいのだという。


サルコス・コリメナレスさん

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