カジノで100億円は報道で知る、井川容疑者父

 大王製紙の井川意高(もとたか)容疑者(47)の父で、同社社長などを務めた高雄氏(74)が、100億円超の連結子会社からの借入金の使途について「借入金をカジノで使っていたことは、報道で初めて知った」と、朝日新聞の取材に語った。子会社には高雄氏にだけは言わないように釘を指すなど、最後まで高雄氏を恐れていたことがわかる。

 会社法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕された井川容疑者。その父で息子に帝王学を授けた高雄氏が、騒動が表ざたになって以来初めてのインタビュー。3月にすでに、息子を激しく叱責したことは明らかになっているものの、意高容疑者は使途について高雄氏に説明しなかったのだという。

 結局、意高容疑者が子会社には、口止めをしたために高雄氏には伝わらなかった。知ったのは報道だったそうだ。

 かつては、東京・広尾の豪邸に父母と暮らしていた意高容疑者。だが、離婚後は家を出て別居していた。高雄氏が息子の私生活を知る由もなかった。

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