米原発約30年ぶり建設へ前進、東芝傘下WHが認可を取得

 東芝は23日、傘下のあるウェスティングハウス社(WH)が、米原子力規制委員会(NRC)から新型加圧水型原子炉「AP1000TM」の設計認証を取得した、と発表した。

 NRCは、3月の東日本大震災で起きた東京電力福島第一原発の事故によって、従来以上の安全度を求めていた。この認可が降りたことによって、現在、ジョージア州、サウスカロライナ州、フロリダ州でも建設許可申請が行われている「AP1000TM」の原発建設に向けて、前進することになりそうだ。

 米国では1979年に発生したスリーマイル島原発事故以降は、新規の原発建設が凍結されていたが、今回認可が降りたことによって再開される見通しになった。

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