西麻布年収1億円社長宅の「家政婦のミタ」さん

 TV史上に残る大ヒットとなった日本テレビ系連続ドラマ「家政婦のミタ」。ドラマの中でスーパー家政婦・ミタさんの活躍が描かれたが、東京の高級住宅街にも多くの家政婦がいる。では、東京・西麻布で実際に働いているミタさんはどんな人なのか。300平方メートルの高級億ションの某会社社長宅の場合をのぞいてみた。

「承知しました」とは言わない

 東京・西麻布の慣性な高級住宅街にあるマンション。面積にして300平方メートル以上もあり、外資系企業の社長家族が住んでいる。社長とは外国人で、部屋は会社の借り上げでもある。おそらく、年収は1億円を超えるだろう。


「家政婦のミタ」(DVD-BOXより)
 ただし、この家に務めるミタさんは「承知しました」「もうしわけありません」などとは絶対に言わない。TVドラマの中のミタさんのように、日本語を話すことはないのだ。

 それもそのはず。というのも、家政婦はフィリピン人だからだ。会社間同士の契約で、“西麻布版ミタさん”は家政婦の派遣会社から派遣されており、そして、社長ファミリーとともに暮らしている。

 日本に赴任する外資系エグゼクティブ家庭では、これが標準的なのだとか。もう少し、詳しく見ていこう。

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