勝つためにあえて無職になった
さらに、まさかとは思ったが、夫は無職に。それは一つの戦略だが、次のような理由からだ。
カリフォルニア州では離婚が決まれば、収入の多い方が少ない方へ毎月仕送りをする。離婚した相手に給料の半分を払う事になり、結婚した年月の半分の年月、つまり10年間結婚していれば5年間、払い続けなけることが法律で一定の基準として定められている。
この弁護士夫の収入は年間1億円以上だから、その半分近くを妻に支払うことになることを回避する作戦だ。「ない袖は振れない」と主張するためであろう。
ここまででも十分に痛いが、痛さはこれだけにとどまらない。