米国での消費金額は1兆6000億円
盧さんによると、海外でも野生動物のハンティングは厳しく規制されていて、アメリカなどでは狩りをした動物はDNA登録をしなくてはならない。また、狩猟許可証というものが必要で、狩りをしても良い動物が厳格に決められているという。
狩猟する権利は動物によって値段が違っていて、例えばオスライオンは1頭あたり5万ドル(約400万円)、一番高いサイは10万ドル(約800万円)以上だという。もし捕らえる事ができなかった場合は、それで終わり。一部は野生動物の保護のために役立てられる。
スポーツハンティングが行われている国は100カ国以上あり、例えばアメリカは、ツアーへの参加者は1000万人以上、狩猟される動物は30万匹以上で、消費金額は200億ドル以上(約1兆6000億円)に上っている。
中国で富裕層の数が増えるとともに、こうしたツアーへの参加者も増加するとみられている。「多くの友達が、中国人富豪が狩猟をし始め、人が増えたら、動物はどうなるのか?という。私は、動物の数はかわらないが、価格が上がるだけと答えるんだ」と盧氏は話している。