大阪の人、もう「ぼちぼち」はやめなはれ
花は開くときは鮮やかに咲き乱れ、散るときには華やかに散っていく。歌舞伎の語源となった「傾く(かぶく)」には「常識はずれな」とか「斜に構えた」といったような意味がある。
関西で「この頃、どう?」と人に尋ねれば、ほぼ100%の確率で「ぼちぼち」という返事が返ってくる。関西人は決まり文句のように、または挨拶のように、「ぼちぼち」と答えているのだと思う。
ただ、私(外国人投資家)から見ると、みんなが「ぼちぼち」と答えていると、魅力的で活力にあふれる街「大阪」が、本当に「ぼちぼち」の色気のない雰囲気に染まっていってしまいそうに感じる。大阪の人は自分たちの住む「大阪」をもっと胸を張って「かぶいた」すばらしい地域なのだと誇りにすべきだ。
「なーんだ、今回は大阪の話か・・・」と思ったあなたに「ブッブー」と「不正解ブザー」を鳴らしたい。