丸ごと買収は否定
ホンハイのテリー・ゴー会長
奥田社長は「鴻海のテリー・ゴウとは、私も片山もお互いよく話をしますが、協業の方針は、共存共栄、相互繁栄をモットーにしています。したがって、そのような事実はございません」と「丸ごと買収」報道を完全否定した。
一方、鴻海の従業員問題については、「一部については事実であると認識していますが、その都度、適切な対応をしているとのこと。コンプライアンスにひときわ厳しい米国のクライアント企業も目を光らせているし、もちろん私たちも鴻海に話をしており、今後悪影響があるということはない」(藤本俊彦常務執行役員)と回答した。
提携で心配されることの一つには、液晶技術の流出がある。この点について、奥田社長は「情報管理の徹底をさらに強化していく」と強調したが、シャープの関連子会社の元社員という株主からは、こんな“証言”が。