国会議員報酬ランキング2011、鳩山家の力見せた84億円

政界でも格差拡大が進行中か?

 3位に登場した中西氏は元JPモルガン証券役員。09年に退社し政界に入ったが、昨年の給与所得が2億円3000万円としており、在籍時のボーナスが支払われたためだという。4位の佐藤氏は、土地の譲渡所得が約7700万円あった。

 そうした一方で、事業収入がマイナスになっている議員も今回は数多く見られたのも特徴的だ。


故・鳩山一郎元首相(中央)。その 長男・威一郎外相と、ブリヂストン 創業者・石橋正二郎氏の娘・安子さん との間に由紀夫、邦夫の両氏が生まれた
 小沢グループながら民主党に残る決断をした辻恵氏は、弁護士業など事業で3000万円のマイナスが出ている。また、小川敏夫・前法務相も約1300万円のマイナス、同じく弁護士の丸山和也氏も、1000万円以上のマイナスが出ている。弁護士議員が案外苦戦しているようだ。

 「1000万円用意できるか」。維新政治塾で第1クール終了の面接で塾生たちが問われたそうだが、次の国政選挙は来年との見方もあれば、早ければ今年9、10月という意見も出ている。そろそろ、お金の算段もしなければならない。

 鳩山由紀夫氏には6カ月の党員資格停止処分が出されているが、お金の心配がないのが大きなアドバンテージとなる。

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