2万7000分の1で終わりたくない
東京・港区の東京タワーを臨むビル。堀さん率いるマーシャルアーツが事務所を構え、優秀な弁護士たちが働いている。若くして開業したが実は「特に弁護士を目指したわけでもなかった」という。
縁があったのだろうか、司法試験で毎年多くの合格者を輩出している中央大学法学部に入学。在学中に「世の中には色々な紛争があります。そういう意味で法律は身近なもので、法律を勉強して強くなりたいと思ったので」と勉強を始めた。
26歳で司法試験合格後、いわゆるイソ弁として働き始めたが、すでに目標は高く持っていた。弁護士は全国に約2万7000人(日弁連登録)。単なる2万7000分の1の存在で終わりたくはなかったからだ。
堀さんは弁護士としての目標レベルの段階は4段階あるのだという。
・第一段階:弁護士としての基礎能力をつける。
・第二段階:開業して依頼者が満足する事務所を作る。
・第三段階:社会に貢献する。
・第四段階:社会を動かしていけるような事務所にする。
32歳となった堀さんは今、第三段階にあるのだという。そして、これこそが格闘技とつながる接点となっている。
堀鉄平さんの事務所の会議風景(堀さんは最奥)