次期総選挙で「本命視」される大阪維新の会。代表の橋下徹市長の過去の浮気発覚に続き、さらには維新政治塾の塾生の名簿888人分が流出しピンチが拡大している。反対勢力による何らかの意図とする見方が多い一方で、他方でこれは身内による意図的な犯行ではないか、との見方も浮上している。
会社には内緒だったのに…
これは、8月4日、維新の会大阪府議団代表の浅田均府議が大阪市内で、講義の冒頭で謝罪し、事態を説明したのだという。謝罪が橋下代表の浮気の話程度ならどうでも良いが、自分たちの名簿が流出したという深刻な話だった。
その時の様子を、出席者の一人は「会社や勤務先には内緒で参加している人たちもたくさんいます。中には蒼ざめた表情で深刻に受け止めている塾生もいました」だと語った。
産経新聞とFNNが7月半ばに行った世論調査によると、60.5%が維新の会の国政での活躍を期待しているという結果が出ている。こうした高い期待から考えれば、国政進出を思いとどまるべきでもないだろうが、出る杭は打たれると考えるのは当然だ。
民主、自民など何らかの敵対する勢力の手に渡り、そして週刊ポストに掲載された。名簿大量流出は、維新のピンチを拡大したことは間違いない。反対勢力にとってみれば、してやったりといったところか。しかし、そこは政治の世界だけに何がわるかわからない。反対の見方も出ている。
関係者が次のように指摘する。