「パンツ」を捨て「ふんどし」で起業し大当たり

海外でも広まれば

 京都に製造を協力してくれる事業者も現れ、昨年12月に事業をスタート。スタイリッシュなふんどし「しゃれふん」ブランドは発売してすぐに軌道に乗っていた。

 1着約3000円で、売上は昨年12月は約50枚、今年1月は約100枚、さらに同2月には800枚に達していたという。販路はインターネット通販と、東急ハンズなどの提携店舗などで、好調な売れ行きとともに、評判も上々だった。

 しかも狙い通りで、ファッション性が購買動機に影響を与えているのか、ユーザーの男女比率は6:4と女性に大きな支持を受けている。

 「ふんどしを着けていると、不思議と人に言いたくなるものなんですよ。会話の一つのカードになりやすいこともあるので、ビジネスマンの方にもいいと思います」。

 起業と並行して、普及を目的とした団体「日本ふんどし協会」も設立。中川氏は「10年後には1人1枚というくらいに普及させたいですし、いずれは海外でも普及させられれば」と将来を語った。

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