ユダヤ人の教えで築いた6億円の資産

投資は必ずプロに聞け

 情報と人脈。そう前述したが、ユダヤ人はわからないことがあれば人に聞き、対して、聞かれれば逆に教えるのだという。星野さんも一人でここまで来ることができたわけではない。融資を受ける際にも、門前払いは当然で、人格否定かと言わんばかりのことを言われたこともあるそう。シングルマザーがフルローンの審査を通過するのは難しいようだ。

 そこで成功している不動産投資家に連絡を取り、様々なアドバイスをもらい、申請する書類もワードではなくパワーポイントで作成した方が、その金融機関の内部では許可が通りやすくなるなど、様々なテクニックを身に付けたそうだ。

 また、金融機関の紹介や、交渉などにも立ち会ってもらうなど、最初のメールを送るという第一歩を踏み出したことがここにつながっている。

 「自分は人に道も聞くこともできないくらいの性格でしたが、義父に教えを受けて夢を描くことができたし、わたしの場合は教養がなかったのが逆に強味で、自由な思考でいることができたのだと思います」

 投資の知識がまったくなく、良きメンターに恵まれ、行動しその結果がこうした成功に結び付いたのだろう。不動産収入を得ることで、将来の不安を少しでも押さえることができ、現在は本業の方もより打ち込めるのだという。

 ※星野さんの体験は著書「ユダヤ人と結婚して20年後にわかった『金・銀・銅』の法則50」に詳しく書かれている。

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