【月刊闇株新聞】JAL再上場はこう活かすべき

日本の民間で「良い思い」をしようではないか


 KKR以外ではカーライル、ブラックストーン、ベイン&カンパニー(ロムニー大統領候補がその子会社のベインカンパニーの共同創業者です)などがあり、日本でよく名前の出るリップルウッドは世界では全くの無名です。

 日本経済の回復のためには日本企業の業績回復が不可欠で、そのためにこういった手法が極めて有効であり、株式市場の活性化にもつながります。しかし、これを外資やファンドに独占されるのではなく、日本の民間が英知を集めて外資も含めて正常な競争を行って初めて日本経済と株式市場に活力が生まれるのです。

 日本政府は、今回のJAL再上場で「良い思い」をするのですが、本来は民間で正常な競争を行えるよう制度面の整備・簡素化や自由競争の促進を図る役目に徹するべきだと思うのです。

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