「裏」で数億円稼いだ有名哲学者の投資指南

 ルールを聞いているだけだとなかなかピンと来ない。そこで、一般的に狙い目だと言われているパリ13区、19区、20区について、この有名哲学者とともに検証をした。これらの地域は、ここ5年で3~4割の地価が値上がりしながらも中心部に比べればまだ平米単価が安い。「裏」で数億円稼いだ有名哲学者の投資法

値上がりしている19区

 19区の再開発はヴィレット界隈を中心に1981年から始まった。特にヴィレット貯水池周辺には新しい映画館やオープンカフェがオープン。19区の再開発にアートを絡め、同時期に再開発を始めた18区に比べて19区の再開発は大成功したと言われている。2008年には、パリ市の葬儀場が広大なアトリエへと生まれ変わった。


19区のヴィレットの光景
 19区はもともと食肉市場のある裕福ではない労働者階級のエリアだったが不法移民は多くなく、筆者の友人の一人がやはり10年ほど前にこのエリアにマンションを買ったが大きく値上がりしている。

 しかし、この哲学者に言わせると「街の変遷の波に乗るという意味では、やや波に乗り遅れている」とか。

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