30代年収3000万円実現者の前職データから見えた傾向
30代年収3000万円を実現した人たちの前職データから見て、一般的に「大企業」と呼ばれる会社に勤めていた人は少ないです。
数としては「中小企業」「零細企業」に勤めていた経験のある人のほうが多いです。
この傾向には理由があります。まず「大企業」では全体が見えづらいので、独立しづらいのです。経理なら経理だけ。人事なら、人事だけ。それだけの業務だけで、経営全体を見渡す立場にはなかなかなれません。ですから、すぐに独立するのに必要な経験や知識が得られません。
また、「大企業」は給与や福利厚生が整っています。待遇がよく、恵まれているのですから、わざわざそこからリスクをとって独立しようという人が少ないこともあります。
一方で「中小企業」「零細企業」であれば、社長がすぐそばにいますから、経営の全体もわかります。社長が何をしているのかもわかりますし、独立に必要な経験や知識も得やすいです。
ただ、「大企業」出身の30代年収3000万円の人はよく見られる傾向があります。それは、「大企業」勤務時代の人脈で仕事をしているということです。
「大企業」にとって、3000万円は比較的少額です。ただ、これを個人ベースで受け取ることができれば、高収入になります。
「大企業」勤務時代の人脈を活用できることは、「大企業」出身者にとっては大きなメリットになります。