「村上ファンド」を支持したアコーディア株主

PGMが判定に異議も…

 これを受けての報道も出て、レノという名前を出していないものの、アコーディアがゴルフ場を売却し150億円規模の自社株買いを行う計画もある、という内容だ。

 PGMは「最終段階でこのような記事が流されたことが、本公開買い付けの成否に大きな影響を与えたことは明らか」としている。

 被疑者不詳のままで、金融商品取引法違反に該当がないかどうか調査を要請する書面を提出した。

 オリンピアが5%を保有しているため、20%という最低基準は大きなハードルではないと思われたが、最終的には約17%の応募で終わった。

 既存の株主にとっては、株価上昇と、配当額アップという戦火を勝ち取ったことになる。

 その一方で、配当性向9割という点について「ずっと続けられるかどうは? また、事業会社としては、それで再投資や留保ができるのか?」(前出の株主)と疑問の声が出る。

 この戦いはこのまま休戦、もしくはフェードアウトしそうな雲行きではあるが、ゴルフ場運営業界にまだ明るさは見えてこない。

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