完売続出! マレーシア不動産投資に潜む危険

どこかで見たゼニゲバ? 不動産視察ツアーに押し寄せる日本人

 「3.11前の3倍のペースで成約していますよ」

 興奮気味に語るのは、マレーシア不動産を手がけて10年以上になる不動産業者A氏だ。

 マレーシアで不動産を購入する日本人が急増している。理由は日本の財政不安で、MM2Hという半永久ビザが取り易いこと、高い経済成長から今後の不動産価格が上昇すると見込まれていることだ。実際、マレーシア首都のクアラルンプールは2012年、対前年度比で7.3%も値上がりしている。


これから開発が行われている用地。 橋を渡った対岸がシンガポールになる
 特にマレー半島の南端、マレーシア第二の都市であるジョホールバルはシンガポールとの国境にある都市で大規模国家プロジェクト「イスカンダルプロジェクト」が進行中。シンガポールとの往来が増し、シンガポールとの不動産価格の差(現状5-8倍の差がある)があるため高い上昇が期待されている。

 実際、前年比20%で値上がりし、3年間で資産額が倍になったといる物件も。今回このジョホールバルとクアラルンプールを訪れたが、これから建てるコンドミニアムのセールスオフィスはどこに行っても大半が完売御礼と熱気に包まれている。

 日本人も不動産視察ツアーで大量に押し寄せては物件を購入している。また、日本から一度も現地に足を運ばずに購入を決める人も多いというから驚きだ。そんなバブリーなマレーシア不動産に警鐘を鳴らす人も少なくない。

 地元不動産事情に詳しい華僑B氏は「はっきり言ってジョホールバルの不動産はバブルです。あと3年後から5年後くらいで間違いなくはじけるでしょう」と語る。

 その理由は3つあるという。

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