1億5000万円のプラチナコース
MRIインターナショナル(1998年7月設立、エドウィンヨシヒロフジナガ社長)は本社が米ラスベガス市にある。市街から南西の方向に向かった幹線道路サウス・ドュランド通り5530番地にある。
超優良投資家を、このオフィスに招待し、さらに夜はホテルで食事をごちそうし、観光を案内するのだという。飛行機、宿泊、食事などの料金は一切負担する必要はなく、すべて同社が負担していたのだという。
そもそも、こんな待遇を、おかしいと思わなかったのだろうか? 同コースの投資家は「完全に舞い上がっていた」と肩を落とした。
これは、1億5000万円以上を投資した人が招待される「プラチナコース」だという。1300億円以上の巨額の資金を集め、実際には運用が行われていなかったとの情報もあり、現実には、投資家の資金がこうした接待費に使われていただけだったのだ。
金融庁は26日、同社の登録を取り消し、業務改善命令を出したことを発表した。しかし、今年度の募集用パンフレットもすでに作成されているなど、投資家は永遠に騙され続けられるところだった。