中国の贅沢品市場が減速している。以前のような勢いは、もう戻ってこないのだろうか? 米紙フォーブスが伝えた。
予算達成はならず
ところが、この他のブランドの展望はこれまでとは一転している。グッチやボッテガ・ヴィネガなどの母会社である、仏PPRグループは、第1四半期は売上げ予測に届かず、今後も良くなる事はないとの見方を示している。
また、ルイ・ヴィトンやクリスチャン・ディオールなどを運営するLVMHも、今年度の中国市場は目立った成長を見せていない。ピアジェは今年の中国大陸での売上げ増加率は10%に届かず、過去8年で最低となると予測している。
中国のブランド市場全体を見ても、今年の春節(中国の旧正月)期間の売上げは、8.3億ドル(約800億円)で、昨年比53%下降した。特に落ち込んだのは革製品と時計で、それぞれ63%、95%の落ち込みだった。