ゲームがまた一人の若者をビリオネアへと押し上げた。コロプラ(東証マザーズ、3668)の創業者・馬場功淳氏(35)が、5月に入ってから資産総額が約2777億円となった。先日はガンホーオンラインエンターテイメントの孫泰蔵氏(40)がビリオネアとなったばかりだが、30代の新スターが誕生したことで、アベノミクスによる株高を背景にして今後も続々と、誕生していきそうだ。
1カ月でビリオネア
コロプラは5月に入って年初来高値を付けて、時価総額は約3300億円に。馬場氏の株式持ち分が約84%のため、資産総額は約2777億円という計算になる。しかも、4月の上旬には株価は低空飛行を続けてものの、ここわずか1カ月足らずの短い期間で、ビリオネアが誕生したのである。
もちろん、本当にたったの1カ月で、事をなしたわけではなく、世間一般の株式市場での評価が1カ月で急速に高まった結果という方が正確な言い方になるだろうか。
馬場氏のプロフィールによると、もともとは大学院時代にゲーム開発にのめりこみ、2005年に「コロニーな生活★PLUS」の提供をスタートした。
これは、携帯電話の位置情報サービスを生かしたシュミレーションゲームとして話題となり、ここが原点となる。