【海外不動産】「マレーシア不動産は必ず儲かるのか?」の疑問に答える

重要なのは経験か?スピードか?

 ジョホールバル不動産は、日本の不動産と異なり、通常売れ残ったユニットは、値段を上げて販売される。同じユニットが、3カ月前と今では、10%も価格が異なるというのはざらだそうで、本当に良い物件の購入はスピード勝負になってくる。

 筆者も実際に数カ月前に現地を訪れたのだが、事前にネットで情報を入手していた物件がことごとく完売していたり、値上がりしていてそのスピードに驚かされた。日本の不動産との大きな違いだ。ライバルはここではマレーシア人、シンガポール人、そして世界中から集まった投資家なのだ。

 あらかじめ家族の中でコンセンサスを取っておいたり、融資がおりやすい書類を準備しておいたり、購入者も本当に良い物件を紹介された時に即決できるかが大事だ。

 どの業界においてもその道、何十年のベテラン業者がその道の心得を諭してくれるものである。そうした達人に言わせれば「大事なのは長年の経験で、この道30年の私に言わせればそのようなプロジェクトに賭けるのは危険だ」と苦言を呈するかもしれない。

 しかし、現地に行ってみて、マレーシアの特にジョホールバルの成長の早さに衝撃を受けた。

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