じゃ、いつ言うか?
それが今かどうかは別にして、自分の家にお金があるのかどうかを子供にいつ話すか、は子供のその後の人生に大きな影響を与える。資産の相続や家督の継承など以前の問題だが、親にとっては頭を悩ます問題だ。少なくとも、今すぐに言ってもメリットはなさそうだ。
富の意識調査「US Trust 2013 Insights」の調査結果によると、一族や親から資産を相続した人の54%が早くから自分のことを、お金持ちだと認識し、その後の人生の感情に一定の影響を与えたという。
影響とは善し悪しだが、もしもそれが悪い影響を与えるくらいならば、教えない方がいい。そのように考える親も実際にいる。
お金が子供の生育には、何らかの影響を与えているのは事実で、しかも時間の問題でいつかはわかってしまうだけにいつ言うかを考慮せざるを得ない。日本と海外の例などを見て考えてみたい。