数学マニアの大富豪の問題に正解したら賞金1億円

 「この問題が解けたら100万ドル」。

 その問題とは「Ax + By = Cz」で、米テキサスの大富豪アンドリュー・ビール氏が出題した。

 アメリカン・マセマティカル・ソサイアティ(米数学学会)の発表によると、かねてから数多くの数学者が取り組んできたものの、まったく解けることはなく、ビール氏が賞金を大幅に加算することで、何とか正解を出せる人物を探そうという苦肉の選択でもある。

 問題は、フェルマーの最終定理「xn + yn = zn」よりも共通項が少なく、難解なことは一目瞭然だ。フェルマーの最終定理自体が記録に残っておらず、結局はアンドリュー・ワイズによって完全に証明されることになった。

 なぜ、証明を期待しているかといえば、ビール氏が長年にわたって数学を独学で学んできた数学マニアだからだ。
 

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