元オリンパスのM・ウッドフォード氏、HOYA取締役に強い関心

「取締役会、株主が歓迎なら就任考えたい」

 同適正化委員会は「少なくとも鈴木洋氏と萩原太郎氏を経営陣から外すべきです。後任代表執行役として、欧州オリンパス事業を伸ばすことに実績もあるオリンパス元社長のマイケル・ウッドフォード氏が有力な候補だと考えています」とした。

 当のウッドフォード氏は、代理人を通じて「HOYAのことは尊敬しており、取締役会や国内の投資家も歓迎するのであれば、(HOYAの経営者)就任を考えたい」とコメントしている。

 また、取締役の報酬の個別情報開示は、HOYAの2011年の総会では48.47%の賛成が出ているように、もう少しで過半数に到達するほどの高い賛同を得ている。ただ、今年の総会でも、個別報酬開示は株主提案を受けているが、取締役会は反対している。

 今回、HOYAは鈴木洋CEO(最高経営責任者)の報酬が1億円を超えたために金額を開示しており、昨年の総額は1億5300万円(固定・業績・ストックオプションなど含む)ということが分かっている。鈴木氏は拠点をシンガポールに置き、取締役会などの際には日本に帰国するなど、その居住の在り方も問う声も多い。

 今年の総会は、もうひと波乱ありそうか?

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