昨年暮れから、米ヘッジファンド業界の大物たちによるハーバライフ株を巡る取引で、ジョージ・ソロス氏の運用会社ソロス・ファンドマネジメントが新たに参戦していることが2日までに米CNBCの報道で判明した。ポジションを決定したのは、35歳のポートフォリオマネージャー、ポール・ソーン氏(Paul Sohn)で、新たなスターの誕生した。
師匠は39歳で伝説のポンド売り
ハーバライフ株を巡っては昨年、ダニエル・ローブ氏のサードポイントが「買い」、ダニエル・アックマン氏のパーシング・スクエアが「売り」。さらには、カール・アイカーン氏のアイカーン・キャピタルが「買い」だった。
ハーバライフの株価(ロイター通信より)
ソロス氏は1992年の英中央銀行へのポンド売り浴びせが伝説のトレードとなっているが、この時、同職にあって投資を決めたのが、スタンレー・ドラッケンミラー氏だったが、同氏はポール・ソーン氏の師匠にもあたる。
その時、ドラッケンミラー氏は39歳。独立後も年利30%以上を叩き出してきた不世出のヘッジファンドマネージャーとなった。ソーン氏にも将来は、その期待がかかる。では、このソーン氏とは何者なのか?