バブル時のハーバード大運用者いくら貰っていたか

 米ハーバード大学基金の巨額の資金や卓越した投資は広く知られているが、このたび、元ポートフォリオマネージャーの自宅が1475万ドル(約14億7500万円)で売却に出されていることがわかった。運用資産総額300億ドル(約3兆円)で世界でも屈指の運用体でもあり、運用者はいくらもらっているのか。


デュビューク氏
 同大学の基金を運用するのはハーバード・マネージメント・コーポレーション。同社で以前、ポートフォリオマネージャーだったフィリップ・デュビューク氏の自宅が、不動産売買仲介のサイトの売り物件リストに掲載されたのだ。

 該当する物件は、ボストンの郊外に位置する閑静な大邸宅街で、2.7エーカーという広い土地に、家はベッドルーム9室、プール、ビーチ、森林などがある。

 米NYタイムズによれば、デュビューク氏は1999年の年収が900万ドル超。報酬の内訳こそわからないが、同大の運用が全盛時代にあったころだ。

 それでも、デビッド・テッパー氏の22億ドル、レイモンド・ダリオ氏の17億ドルなど著名なヘッジファンドマネージャーたちよりも低い報酬額となる。

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