都内の高級マンション’09最新ランキング

専門家が語る、今最も熱い高級マンションとそのエリア

 客観的なデータによる「最高の高級マンション」は坪単価ランキングが1つの指標になりましたが、では不動産の専門家が考える「今都内で最も熱い高級マンションとそのエリア」はどこなのでしょうか? 不動産マーケティング会社、株式会社マーキュリー(東京都新宿区)ソリューション本部の白坂彰氏に、高級マンション市場の最新事情についてお伺いしました。

「今最も熱い高級マンションエリアは渋谷区松涛です。『プラウド松涛』『グランドメゾン松涛』『プラウド神山町』『グランツオーベル南平台』『サンウッド松涛』『ラヴィアンパレス松涛』など今販売中の物件やこれから竣工される物件が多くあります。松涛エリアは元々マンションの供給数自体が少ないのが特徴ですが、ここ数年は珍しく新築物件が続いて出ることで注目されています。」(白坂氏)
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 「グランドメゾン松涛」と「プラウド神山町」は道を挟んで向かい合わせに建つ、高級低層マンション。麻生総理の私邸、ニュージーランド大使館に近接する立地に、販売時期をほぼ同じくしてできた2物件です。「グランドメゾン松涛」は総戸数26戸に対し、37台分の建物内平面駐車場を設置しているのが特徴です。「プラウド神山町」は、南道路に広く面した地形特性を活かした南向き住戸が中心です。
 2011年竣工の「サンウッド松涛」は住宅の要素1つ1つを自分好みに仕立てていく、オーダーメイド型マンション。間取からデザイン、設備まで私邸へのこだわりをとことん追求できます。「ラヴィアンパレス松涛」は、総戸数わずか5戸、全戸220平米超の広さというプレミアム物件。建物内には大型車・ハイルーフ車も入庫可能な平置駐車場を8台分設置しています。

現在販売中の最高額物件は13億9500万円

 松涛の次に熱いエリアとしては、港区赤坂・六本木・麻布エリアがあげられるといいます。
「現在販売中の『フォレセーヌ赤坂丹後町』は青山通りから一歩入った奥赤坂、竹腰家(今尾藩当主)の屋敷跡地という由緒ある立地です。総戸数19戸に対し駐車場設置台数は26台分。最高価格13億9500万円は、現在販売中物件の最高額です。また渋谷区港区以外では、千代田区で現在販売中の『グランドメゾン九段南』『プラウドタワー千代田富士見』が特に素晴らしい物件ですね。『グランドメゾン九段南』の販売戸数は残すところ4戸。うち、100平米超の住戸は1戸のみです。『プラウドタワー千代田富士見』は飯田橋駅西口の再開発エリアに誕生したタワーマンションで、全戸即日完売した話題物件。そのうちキャンセルが5戸発生し、そのうち1戸だけが90平米超の億ションです。」(白坂氏)
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