2013年で最も優れたリターンをあげたヘッジファンドのランキングが、ブルームバーグマーケッツから発表され、1位はグレンビュー・キャピタル・オポチュニティで、84.2%だった。米国株式市場が歴史的な上昇を見せる環境で苦戦するファンドが多かったが、病院など「オバマケア」関連銘柄で大当たりを飛ばした。
ほぼ毎年のように、特定の偏った戦略が上位を占めることが多いのだが、2013年はそれが顕著で、ロング&ショートかロングが上位10個のうち半分を占めた。それは、S&P500が23.5%という記録的な上昇となったためで、いかに上昇した株式を組み込めるかどうかの年でもあった。以下ランキング。
◆2013年ヘッジファンド リターンランキング(ファンド名、13年リターン、12年リターン、戦略)
1 グレンビュー・キャピタル・オポチュニティ 84.2% 54.3% ロング&ショート
2 マトリックス・ジャピタルマネジメント 56.0% 20.0% ロング&ショート
3 ポールソン・リカバリー 45.0% 4.9% ロング
4 ランズダウン・デベロップド・マーケッツSIF 39.7% 30.0% アクティビスト
4 ザ・チルドレンズ・インベストメント 39.7% 30.0% アクティビスト
6 アウル・クリーク・オーバーシーズ 38.1% 11.1% マルチ
7 グレンビュー・キャピタルパートナーズ 37.2% 24.2% ロング&ショート
8 トライアン・パートナーズ 34.9% 0.9% アクティビスト
9 パロミノ 31.5% 29.3% オポチュニスティック
10 ペルハム ロング&ショート 30.3% 18.4% ロング&ショート
※運用資産10億ドル以上のファンドが対象
◆ランキング2012年◆◆ランキング2011年◆