六本木の高級キャバクラで夜な夜な豪遊をしているイメージのあるネオヒルズ族。「秒速で1億稼ぐ!!」という言葉が一人歩きするほど、「ネオヒルズ族って、どんな仕事をしていても金が儲かればいいんでしょう?」と見なされている面もあり、億単位の金のにおいがする。
分かりやすい美人が好み
アフィリエイトをはじめ、情報商材、セミナーなどで大金を稼ぐ彼ら。なかには、マルチ商法やグレーな商売に足を踏み込んでいる人がいるとも言われる。また、半グレ集団と呼ばれる人物たちとの接点も囁かれている。
今回、話を聞いたH氏は、ソフトウエア開発やウエブコンサルティングを行う会社を営んでいる。情報商材やアフィリエイトも行っており、そういう意味では“ネオヒルズ族”の一人と言えるだろう。だが、これは表向きの話。もちろんこの会社も機能しているのだが、売り上げの多くは『女性の派遣』による。
「いわば、女性による接待のメンバーを集めて欲しいという依頼ですね」(H氏)
もともとH氏は、10代後半から20代前半にかけ、六本木や西麻布などのクラブやバーのような飲食店で働いたり、セクシー女優や風俗嬢・キャバクラ嬢などのスカウトマンをしていた過去があり、夜の接待シーンで成り上がっていった人物だ。そのため、今でも、若くきれいな女性たちとのコネクションが深いのだ。当然、六本木の夜の事情にも詳しい。
「最近多いのが、ホームパーティーや会場を貸し切って行うプライベートなパーティーです。六本木ヒルズレジデンスやザ六本木クラブレジデンスのようなタワーマンションに住んでいるネオヒルズ族たちが、ホームパーティーをするときに、『素人の女子大生何人か集めてくれない?』というような依頼を受けるのです」(H氏)
依頼は、その都度、主催者やゲストの好みによって異なり、OLやモデル系などの要望が伝えられるという。だが、総じて、ネオヒルズ族の好みは、清楚系というよりは、派手な分かりやすい美女が求められるそう。
そのため、日頃から「いいな」と思った女性で、融通が利く人や気軽に誘いに応じてくれる人をストックしているそうだ。