愛人遊びと不動産投資を両立する方法と相続の留意点

不動産投資と、2人の愛人囲いを両立


 マンション一戸だけ買うので妻に発覚しやすくなる。だから、程度の良い投資用の1棟マンションを購入した、という建設会社社長A氏がいた。愛人用のマンションには違いないが、複数戸購入するために、発覚がひじょうに難しくなる。どうやら、普通に賃貸借契約をして部屋代は取っていたという。

 そして、このA氏の話にはもう一つおまけがある。実は、もう一人の愛人を同じマンションの別の部屋に住まわせていたそうだ。怖いもの知らずというか、夜の街で吹聴していたそうだ。実際に愛人が何人いたのかさえわからないが、その後はどうなったのかわからない。ちなみに、2人の愛人は女子大生と、キャバクラ嬢だという。

 あるIT社長B氏は、会社とは別の繁華街からほど近い所に、「出張所」なるものを置き、愛人を住まわせていたこともある。カギは自分と愛人しか持っておらず、他の役員や社員は使えないのだとか。場所柄、愛人の職業はおそらくキャバクラ嬢だと思われる。景気が悪くなれば、愛人も部屋もリストラすれば良いだけだ。

 二つの事例を挙げたが、その後の関係はどうなったのかは追跡しようがない。ただ、実は、愛人で怖いのは税務署なのだ。人気ドラマ「半沢直樹」で、計画倒産した製鉄会社社長の愛人が、大阪国税局のターゲットになっていた。結局は、隠し資産の預金通帳と実印などを主人公に渡す役割を果たしている。

 実は、「タレコミは有力な情報源ですが、元愛人や女関係から寄せられる話も実は多いんです」と調査官出身の税理士。実際に匿名で税務署に電話をしてきたり、投書を寄せてくる場合もあるそうだ。それで脱税事案となった話もたくさんあり、別れ方も上手にやらなければ、まさに寝首をかかれてしまうことになりかねない。

 また、不動産だけに、相続の際には注意が必要だ(賃貸なら問題はない)。

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