渡辺麻友1位決めた3000万円投票の「中国富裕層オタ」(AKB48選抜総選挙)

日本のファンが協力

 今回の得票結果の上位3人は次のようになった(下は速報順位)。
◆最終結果 
1位 渡辺麻友 15万9854票
2位 指原莉乃 14万1954票
3位 柏木由紀 10万4364票

◆速報順位
1位 指原莉乃  3万7582票
2位 渡辺麻友  2万5283票
3位 松井珠理奈 2万3012票

 最終的な1位の渡辺さん、2位の指原さんとの差は、1万7900票だった。やはり金額にして約3000万円、3万5000票は利いた。史上最多得票にして、しかも速報でついた約1万2000票をひっくり返す史上最大の逆転劇にもつながったのだった。

 渡辺さんのファンは中国では「玉林軍」、もしくは「麻友」と呼ばれている。ただ、今回は一人の富裕層による仕業だけではなく、複数人が関わっている模様だ。中国メディアの「観察者網」によると、中国最大のオークションサイト「タオパオ」で、資金を作りつつ、日本に送金して日本のファンがCDを購入し、中国に投票拳を送ってもらうということが行われていたという。


渡辺麻友さんに投じられた投票券
 ファンは「勝利はわれら、玉林軍のすべての人の努力によるものである」と勝利宣言まで行っている。中国の選対と日本の選対の連携による勝利となった。また、玉林軍はすでに来年の総選挙についても言及しており、連覇を目指すそうだ。

 中国人富裕層による投資移民や海外の投資対象の物色が進む中で、一つには金で買える民主主義という選択も魅力なのだろうか。いずれにせよ、来年以降も中国の富裕層マネー、ファンマネーが入ってくることは確実だろう。

 今回の選挙とはまた別に、一つ違う見方があったので、次に紹介してみたい。

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