サッカーW杯ブラジル大会の開幕(日本時間13日)直前に控え日本代表の活躍に注目が集まるが、その中心メンバーである本田圭佑選手が小学生時代から記してきたノートが話題に上ることが多くなっている。数十冊にも及ぶノートの存在は現在の本田選手のメンタルを形成する上で重要な役割を果たしてきたものだが、意外にも富裕層のノートとの共通点があった。
すでに「●●している」
本田選手の日記を基にしたノートは現在シリーズ化され、話題となっている。そもそものきっかけは、小学生時代に本田選手の大叔父(祖父の弟)にあたる、大三郎氏がノートを付けることを勧めてからだという。
大三郎さんは、東京五輪のカヌー代表。息子にはレスリング五輪代表の多聞さんがいる。圭佑少年にとっては偉大なオリンピアンの言葉を素直に受け入れて習慣付いたという。
サッカーのプレーについても細かく書かれてはいるが、大切なことは、必ず良いことを、しかも過去完了の形で書くことになっている。
「自分はセリエAで10番を付けてプレーしている」
こうした、すでに「●●になっている」という形式は、「●●になる」よりも強烈に刷りこまれていくのだろうか。実は、ある富裕層にノートについて質問した際にも同じことを言っていたのだ。
年収5000万円以上の40代IT企業社長は次のような書き方をしていたそうだ。
「28歳で独立している」
「30歳で年収2000万円になっている」
過去完了形になっており、本田選手と同じなのだ。これ以外にも細かい記述はあるが、大まかな目標においては、その通りに実現していき、出す事業は次々と当たっていったそうだ。
では、なぜ、思い通りになっているのか?