本田ノートと富裕層のノートは似ている

ノートは弱い自分から逃げないため

　小学生の頃から、父親に「本当にプロになりたいの？　本当に日本代表選手になって、世界を舞台に闘いたいの？」と言われ続けて、自己流ながらノートをつけはじめたという。自分と向き合う機会を作り、「弱い自分から逃げないためのノートでもあるのかな」としている。いつでも平常心でプレーする現在の強靭なメンタルを築く、きっかけになっているのだろう。

　当然ながら、成功者が必ずノートを付けているとは限らないが、ともすれば人間は弱い自分から逃げがちになるが、未来を創造する上でいま現在の自分と向き合うことを怠っていないということだ。それだけでも、通常の人よりも強くなれそうだ。

　別の分野では、元プロ野球選手でＦＸ投資家になった男性が、現役時代はつけなかったノートを投資家になってから付け始めて、資産が100倍になったそうだ。分野は違えども、何らかの効用はあるということだろう。

　ちなみに、本田選手の小学校の卒業文集には、Ｗ杯決勝戦でブラジルと対戦して2対1で勝つところまで書いている。さて、実現するか。