不名誉なノミネート
これまでメディアで取り上げられることのなかったのは、広告出稿の影響も大き
い。その一端は、ある「戦争」をも納めさせたことにも表れている。
ミランダ・カーさんもCMモデルとして起用
だが、いつまでも力が及ぶわけではない。
「すき家」などを展開する外食チェーン最大手ゼンショーホールディングス創業者
の小川賢太郎氏も同じように苦境に立たされている。一人で店舗を切り盛りする「ワ
ンオペ」に対する世間の芽は厳しく、ゼンショーHDの今年の4~6月期決算は9億
2300万円の営業赤字に転落してしまった。もはや、成り上がり特有の精神論だけではなかなか解決できるものではない。
ブラック企業大賞実行委員会が、「第3回 ブラック企業大賞」のノミネート企業に「不二ビューティ」「ゼンショーホールディングス」を急遽追加したのだった。カリ
スマがその輝きを失うのはもはや、一瞬のことだ。
成り上がり富豪は、ブラックに身を落とす危険に常に晒されている。