◆港区立地は希少
何を持って良いサ高住なのかは個々人によって異なる。最も自分にあった所を選ぶべきだが、業界関係者の間でも評価が高い所やシリーズを挙げておく。立地にこだわると入居が難しくなるのが、サ高住だ。厳密な意味での順位付けは難しいため、ブランドとして評価の高いものを上位として挙げておく。
青山メディケア
グランクレール成城、青葉台二丁目
リアンレーヴシリーズ
グレイプスシリーズ
ウェリスオリーブシリーズ
リリィシリーズ
ココファンシリーズ
青山メディアケアは数少ない港区のサ高住で、しかも南青山に立地。長年にわたって港区に住みなれている人や、今後もアクティブに活動したい人にとってはありがたい。また、いざという時は医療機関が運営している点でも心強いか。グランクレールシリーズは東急グループが運営しており、成城、青葉台二丁目は富裕層や資産家向けの条件設定となっている。また、他の上記サ高住のシリーズも評価は高い。
最後にサ高住ではないが、シニア向け分譲マンションというジャンルがある。こちらは読んで字のごとく分譲マンションだが、よりアクティブな生活を送りたい高齢者向け。メディアでも取り上げられる機会が多い「スマートコミュニティ稲毛」などは、入居者が老けこんでいる様子が感じられない。
さらに、最近では介護サービスも提供された上で家族と同居し、そのまま相続も可能というスタイルのものまである。これまでのシニア向けの分譲マンションの最大の欠点は、資産価値・利用価値が低かったことにあるが、例えば「グランコスモ武蔵浦和」はJR埼京線「武蔵浦和駅」に隣接するなど、資産性が重要視されており、今後のシニア分譲住宅では主流の考え方となっていきそうだ。