アメリカのカリスマヘッジファンドマネジャー、ジョージ・ソロス氏がアメリカ大統領選後、約10億ドル(1140億円相当)の損失を出していると、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
1930年生まれのソロス氏は高齢を理由に投資の世界を引退していたものの、イギリス国民投票の直前に現役復帰し、相場を的確に予想し決して衰えていないことを世に示していた。
ソロス氏は大統領選に関してヒラリー・クリントン氏ならびに民主党を支持し、ヘッジファンドの中でも巨額の1190万ドル近い寄付をするなどしてきた。
そのこともあってトランプ氏ならびに共和党勝利後の相場に対しては懐疑的で、相場は下がると予想していた。
トランプ氏当選後の株高局面はソロス氏にとって完全に逆風となり、損失が大きく膨らんだ形だ。
関連記事
・ジョージ・ソロスが2億3000万ドル儲けた「プラザ合意」【ヘッジファンドマネジャー列伝⑤】
・一晩で10億ドル儲けたジョージ・ソロスの「ブラックウェンズデー」【ヘッジファンドマネジャー列伝⑥】
・ヘッジファンドマネジャー列伝 完全版
・ヘッジファンドのすべて 解説~運用成績20%超高利回り商品の購入方法まで