富裕層のためのセブ島英語留学

セブ島 日本人の持つ、喧騒から離れる島

 ただラグジュアリーなだけではない、セブ島の知る人ぞ知る過ごし方を紹介したい。おそらく日本でももはや体験できない世界だ。


 セブ島の5つ星ホテルが立ち並ぶビーチを小さなボートで出発し、遠浅の海を進む。セブ島の海は澄んでいて、海底まで見渡せる。
 魚が泳ぐ様や、光を反射しキラキラと光る水面が美しい。

 30~40分も沖に出ると、人口600人の小さな島にたどり着く。
 この島は、日本人の崎山氏が購入したもので、日本人のスタッフのほか、島の人たちと暮らしている。名前をカオハガン島という。


 島にはガスもないため、食べるものの調理はもっぱら炭だ。焼いたり、ゆでたり煮た料理が出てくる。シンプルだが鮮度がよく、とてもおいしい。

 海の近くの木陰で、マッサージをしてもらった。屋外の開放的な空間で受けるのは何とも心地がよい。すっかり寝入ってしまった。

 

 島は15分も歩けば一周できてしまう大きさだ。そこに住む人たちは鶏を飼い闘鶏をしたりと、様々な楽しみを持っている。島の人たちも旅行者には慣れていて、温かく迎えてくれる。
 島内には木工所があり、様々な木工製品が製作されている。いろいろな工芸品を買うことが可能だ。

 崎山氏の経営している宿泊施設があり、泊まることができる。カオハガン島はセブ島中心部のマクタン島からも距離があるため、周りは何もなく、本当に静かだ。
 電気もガスもないが、そこには人々の温かみがある。

 都会の喧騒から逃れたい、時間を忘れてゆっくりしたいというときには、マクタン島よりもはるかにのんびりできると言えるだろう。


カオハガン島オーナーの崎山氏(右)と日本人従業員
 島の持ち主は日本人で、日本人のスタッフもいるため、英語ができなくとも言葉にはまったく困らない。

 せっかくの海外、現地の人たちの暮らしを体験してみたいと思いつつも、多くの人にとってはなかなか機会がないだろう。


 知り合いでもいない限り、いきなり行けるものでもない。もし行けたとしても、残念ながらあまりの不便さにがっかりすることもある。

 その点日本人の運営している、きちんとした宿泊施設でもあるので安心だ。

 現地の人たちとの交流を楽しんだりすると、忘れられない思い出になる。今までも多くの人が訪れており、何度もリピートで来ている人もたくさんいるという。

 ただ豪華なだけの旅に飽きた、少し違った体験をしたい人にオススメの島だ。

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